じおらいとともに

ゲームや同人STG絡みの激しく偏った感想を極薄長文で産み落とすのがメインのブログ
ベストオブRPG
少々古いネタではあるのですが、
RPG好きが選ぶベスト オブ RPG TOP10というのが公開されてたようです。
出所はおそらく、というかほぼ間違いなくファミ通のアンケート記事でしょう。


↓ここからリンク先より引用↓


1位 FF10
2位 ドラクエ3
3位 FF7
4位 ペルソナ4
5位 キングダムハーツ2
5位 ドラクエ9
7位 テイルズ オブ ジ アビス
8位 ドラクエ5
9位 クロノ・トリガー
10位 フォールアウト3


↑ここまでリンク先より引用↑


うーむ、ファミ通の「“自称ゲーマー”を一本釣りする技術」には毎度感嘆しますね。
むしろわざとやってるとしか思えません。

もちろん年季の入った皆様方が次々と餌に食いつきあれこれと文句を言うわけですが
しかしちょっと待ってください。冷静になってよく見てみましょう。
このランキングはうまいこと懐古層と若者層が適度なバランスで入り混じってて
(スクエニ無双なメーカー以外は)偏りの少ないランキングに見えると思うのです。
FF10やDQ9は母数が圧倒的に大きいわけなのでおのずと人気に絡んでくるのは必然であり
他、昔ファミコン少年だった人々層のDQ3、ファーストインパクトとプレイ人口を兼ね備えるFF7、
ディズニーを取り込んでユーザーの裾野を広げたキングダムハーツなど(今はどうか知らんけど)
視野を「ゲームをたしなむ程度にプレーする一般層」にまで広めたら
結構納得できるランキングに見えてくる気がするのです。

…だからこのランキングはタイトルが間違ってると思うんですよ。
「RPG好きが選ぶ」
じゃなくて
「ゲームが適度に好きな人が選ぶ」
ならきっちり納得がいくのではないでしょうか。

RPG好きが選ぶのであれば自分もばっちり釣られちゃいますよ!
FF10やFF7は嫌いじゃないけど今なお1位や3位ってのはどうかと思うし
DQ9なんてもっとアレだと思うし、あとはえーとえーとえー……
…これくらいしか指摘できないところに時代への不適合具合を感じます。
というかフォールアウト3ってなに?

まあ、主題がどうであれ、明確にわかるのは
「いかに21世紀に入ってから大ヒットRPGに恵まれてないか(FF10は2001年7月発売)」
「いかにスクエニの影響力が(今なお)強いか」
というところですかね。
なんだかんだで日本はRPG大国であることは否定できないので
他のメーカーにも頑張って欲しいところなのですが、なかなか難しい世相ですからね…


さて、こうやって他人事な視線でこのランキングを見ているわけですが
実際に自分が「ベストオブRPG」を選ぶとなるとどうでしょうか。
そりゃもうむちゃくちゃ難航します。
候補をランキングと同じ10作は挙げることができるでしょうけど
その中から一つ選べとなるととても…
シレンをRPGのくくりにするなら間違いなくSFC版シレンが1位でしょうけど
あれはRPGというにはちょっと違う気がするしなぁ。

ただなんとなくランキング付けはできた気がするので
簡単なレビューとともにさらしてみます。
だいたいエントリーナンバーの順番がそのまま順位ということで。だいたい。
あとできるだけサガシリーズやメガテンシリーズは連打しないようにしてます。
サガ2・ロマサガ2・3・サガフロ・ミンサガだけで5つ埋まっちゃうし。


==独断と偏見で選ぶベストオブRPG10選==


<EntryNo.1:ドラゴンクエスト3(FC・SFC・GB)>

〜よいところ〜
・日本産フィールド型RPGの基本中の基本
・更なるボリュームアップやイメージチェンジを望まない限りほぼ完璧に近い完成度
・世界が広がる(移動範囲が広がる)タイミングが絶妙で、冒険心をそそる作り
・勇者の挑戦→序曲→そして伝説へ の曲の流れ
・その他随所で聴ける「ゲーム音楽家:すぎやま」節の数々

〜わるいところ〜
・逆に言えば優等生過ぎて目立った長所が見当たらない、という贅沢な欠点が
・今のご時世だとボリューム的に携帯機移植でちょうどいい感じになるはずなのに
 なぜかリメイク商法の嵐の中肝心なこれに限ってリメイクされない
・SFC以降は光の玉を使わないと勇者の挑戦が流れない
・なんだかんだで思い出補正入ってるかもなぁ 文句なしに面白いんだけど


<EntryNo.2:俺の屍を越えてゆけ(PS)>

〜よいところ〜
・本名プレーがこれほど楽しいゲームはないと思う
・キャラの成長・血統強化・術巻物取得・街への投資・封じられた神様の解放など
 やることは非常に多くそれぞれの要素がうまく噛み合っている
・↑これらの育成が実を結び、行動範囲が広がり強敵を打倒するなどの成果を得た時の充実感
・つまりあらゆる意味でシステムに没頭できる作り
・無駄がない割に裏設定は充実している理想的な形のシナリオ
・気合が入りすぎているマニュアル
・「××の術『七天爆』!7人併せて 効果13倍!!」←浪漫が滾りますなぁ
・主題歌はあらゆる『花』をテーマにした曲の頂点に立てるはず
・高山みなみさんの本気ぶり
・女神メンツのキャラデザのツボの突きぶり 敦賀ノ真名姫は俺の(略

〜わるいところ〜
・クォータービューの弊害から来る操作性の悪さ(慣れがいる)
・人によるけど全体的に作業感の強さは否定できない(特に終盤)
・男神のメンツにイロモノが多すぎる気がする いや普段はいいんだけど
 自分のプレイヤーを嫁がせるとなると途端にイケメンじゃないと嫌になる不思議
・スタッフロールの曲はいくらなんでも空気読んで欲しかった
・ラスボスは1段階目と2段階目を逆にすべきだったと思う
 曲とか姿とか強さとか討伐後の展開とか色々な意味で
・太照天昼子をこの手で倒したかったなぁ 裏ボスとかで出てくれば…


<EntryNo.3:メタルマックス2(SFC)>

〜よいところ〜
・凄まじいシナリオ進行自由度の高さ
 4桁のパスワード(不変)×3をあらかじめ知っていれば
 2,3のフラグ潰しと数個の必須アイテム獲得だけでラストまで行ける
・だがもちろんヌルいわけではないし、普通に進めるとそれなりにやることは多い
・お金が全てを分ける世界観と、それをゲーム上に体現した賞金首システム
・戦車にお金をかけてもりもり強化していく快感とそれに比例して増す愛着は最早麻薬的
・異様に充実しているオプション 戦闘メッセージスキップ機能は凄くありがたい

〜わるいところ〜
・自由度は逆に言えば、淡白なシナリオという評価に繋がりがち
・ネット環境がない時代のテッドブロイラー様はほぼ積み確定でした
・容量の少なさ(8メガ)ゆえ、数々の面白そうな要素が半端にしか入っていない
・というか↑は悪いというか惜しい 16メガのロムで作ってれば…
・テッド様の強烈な印象も手伝って、ただでさえ弱いラスボスが余計に弱く見える


<EntryNo.4:ロマンシングサ・ガ2(SFC)>

〜よいところ〜
・シリーズ屈指の戦闘バランスによりサガシリーズ代表に選別
・俺の屍を越えてゆけに近い、システムに没頭できるゲーム
・メインフラグが「領土拡大」と「七英雄討伐」に終始しており、シナリオがしつこくない
・それに伴うキャラ育成および武器防具や術開発投資・城下町施設投資の楽しさ
・技を閃くシステムの原初 なんだかんだで閃いた時の喜びは至高
・非常に難易度が高いものの、創意工夫次第でいくらでも楽になる戦闘バランス
・曲の出来はいわずもがな
・皇帝ネレイドをマップ上でダッシュさせるとある種のときめきを感じる(*´Д`)

〜わるいところ〜
・ロマサガ1に次ぐ高難度はなんだかんだで倦厭されがち
・システムに特化した作りゆえどうしても全体の印象が淡白になる
・最終皇帝になると武具・術の開発が事実上できない状態になる
・ラスボスが間違えると復帰不可能な上に初見殺し要素が強い


<EntryNo.5:ファイナルファンタジー5(SFC)>

〜よいところ〜
・FFシリーズで最もストーリーとシステムのバランスがいい
・多彩なジョブとアビリティを自在に組み合わせられる戦闘システムはFFの白眉と言える出来
・シンプルなものの要所でツボを押さえた話の展開と世界の広がり
・音楽は信頼と実績の植松ブランド エンディングの曲の流れはDQ3にも負けてない、と思う
・「まだまだ! まだまだ死ねんのじゃ! この命 燃えつきても わしは きさまを たおす!」
・ゲーム史に残る珠玉の名曲:はるかなる故郷がきちんと評価されるまで僕もまだまだ死ねません
・というか、過去のファミ通のユーザーズアイでこのFF5を
 「製作者の自己満足にしか見えない」と評した読者は一体なんのRPGなら
 満足するんだろうと疑問符を投げかけたいまま早15年

〜わるいところ〜
・DQ3同様、優等生すぎて尖った部分がないと言えないこともない
・強いて言えば難易度が低い アビリティ次第で劇的に楽になるものの
 元々敵がそう強くないので結果的に易しいゲームに感じてしまう


<EntryNo.6:新桃太郎伝説(SFC)>

〜よいところ〜
・王道シナリオ、ひいては王道RPGの決定版
・しかし舞台背景は奥深くテキストの質も光る
・印象的な悪役の存在と、それを軸にしたテーマ(大乗仏教vs小乗仏教)の筋の通り具合
・絶妙な難易度 難しいけどドラクエ2の終盤ほど理不尽ではない
・『強制ではない』ミニゲームやおまけ要素の猛烈な充実ぶり
・当時では異例とも言える仲間の多さ(17名)

〜わるいところ〜
・総じてテンポが非常に悪い あらゆる行動や画面切り替えにラグが入る感じ
・充実したおまけ要素の大半が、ストーリーの最終局面から利用できなくなる
・仲間は多いもののロクに装備すらできない、強さを語る以前のネタキャラも結構多い
・物凄い美味しい設定のヒロインなのにパーティイン後の夜叉姫が弱すぎる
・ダイダ王子も弱すぎる 最終戦闘時は通常攻撃を全体化するくらいで良かった


<EntryNo.7:幻想水滸伝2(PS)>

〜よいところ〜
・音楽が素晴らしい 聖剣レジェマナ・クロノクロスと並んでPS三大良音楽RPGのひとつ
(※ちなみにPS三大準良音楽RPGはワイルドアームズ2とゼノギアスとサガフロンティア)
・CD媒体とは思えないほどテンポがいい 特に読み込み時間の速さは尋常じゃない
・シナリオの良さ 話を製作者でなく、劇中のキャラクターが織り成している感触
・悪役のキャラの立ちっぷり 超強くて悪逆非道で、生い立ちの不幸を一切同情のネタにしない
・一作目をプレーしてなくても問題ないけど、プレー済みだと感慨深い
・ドット絵の質が高く、物凄く細かく動く

〜わるいところ〜
・キャラの多さの関係上キャラを育成してる感じが希薄になる
・システム的な自由度の低さも相まって、一本道のお使い感が強い
・戦闘バランスは大味でかつ一部除き難易度も低い
・シミュレーションパートの戦略性が低く、やや作業感がある


<EntryNo.8:ワイルドアームズ2(PS)>

〜よいところ〜
・ストーリーとテキストの質が良く、展開もベタながら大変アツい
・全体を通して音楽のよさが光る
・主題歌のインスト版に乗せて送るラスボスの演出はストレートに感動を誘う
・自分より弱い敵はエンカウントそのものをキャンセルできるシステムは
 テンポが悪くなりがちなPSというハードと相性がいい
・シナリオ担当者のウサ晴らしにすら見えるほどの、トカゲの人らのはっちゃけぶり
・マリアベルは俺の(略

〜わるいところ〜
・初期CD媒体の宿命とも言える読み込み時間の遅さと、3Dポリゴンの戦闘におけるテンポの悪さ
・RPGとしての育成要素や敵のバランス調整面は正直中の下レベル
・フィールドをサーチして目的地を見つけるシステムはマイナスしかない
 RPGの醍醐味の一つであるフィールドの自由探索要素が完全に消えている
・特撮じみたボス前の演出が気に障る人も少なくない、らしい


<EntryNo.9:エストポリス伝記2(SFC)>

〜よいところ〜
・いろんなゲームのいいとこどりながら、それらを破綻させずしっかりまとめている
・SFCというハードの中でもテンポが良い部類(特に画面切り替えの速さ)
・前作との繋がりを消化しつつ、無難にまとめたストーリー
・IP(怒りパワー)と装備品との兼ね合いは適度な選択肢を戦闘にもたらす
・不思議のダンジョンライクなおまけ「いにしえの洞窟」がかなり楽しめる
・隠れた名曲RPG 特にバトル2と3の出来がいい

〜わるいところ〜
・あまりにも敵が弱い 特にラスボス付近は話にならないくらい弱い
・いいとこどりゲーゆえ、逆に言えば模倣っぽさが強く全体的に2流感が漂う
・ストーリーは前作との繋がり部分は大きく盛り上がるものの
 そこに至るまでの過程は比較的単調で波が少ない
・基本的に一本道のお話で、メンバー入れ替わりのタイミングも完全固定


<EntryNo.10:女神異聞録ペルソナ(PS)>

〜よいところ〜
・舞台設定とプレー時の自分の年齢がほぼ一致してたので思い出補正により
 真1・2・if・ソウルハッカーズ等ある中あえてアトラス代表をこれに選定
・メガテンif以上に日常の異世界化を丹念に描いた世界観と、それを演出する音楽
・キャラクターの「立ち」っぷり
・全く異なるストーリーとのまるまる2本立てによる圧倒的ボリューム
・「女神異聞録」というサブタイ通り、この時点ではメガテンっぽい要素も多かった

〜わるいところ〜
・PSのRPGでもトップクラスに思えるレベルで全てにおいてテンポが悪い
・それなのにエンカウント率が鬼のように高く、戦闘時のフリーズも往々にしてある
・セーブポイント数が物凄く少なく、なかなか気軽にプレーできない
・外道メグロをATLUSに召喚し、魔神皇並の独裁を築く発端にしてしまったこと
 誰かヒノカグツチを手にコイツを叩きのめす戦士は出てこないのか…!



<番外編:世間で名作と呼ばれてるけどやってなかったり積んでたりするゲーム>
・天外魔境2(DS版所持・積み)
・真女神転生3ノクターンマニアクス(アバドン王同梱版所持・積み)


結論として、若さという名の思い出補正は誰しも強くはたらくものですね。
主流ゲーマー年齢層が多勢を占めるランキングの結果としては
冒頭のランキングはやはり真っ当なものじゃないかと改めて思いました。
| kirby | 一般ゲーム | 23:52 | comments(2) | - |
まあ、あのアンケート結果は失笑ものなのは確かなのだが、フォールアウト3がランクインしてるってのは、まだまだゲーマーやファミ通も捨てたもんじゃないと思うんだ。俺個人としてはフォールアウト3よりはオブリビオンのほうが好きだが。いや、エロMODが充実してるからじゃないよ。
フォールアウト3やこれ作った連中の前作であるオブリビオンはある意味RPGの到達点の一つだと俺は思ってる。なんていうのかなあ、ラスボスを倒さなくていいロマサガ1って感じかな。一応ラスボスは存在するが、そんなのそっちのけで世界を堪能するゲームだし。ロマサガでは最終的に時間制限があったが、こっちはそんなものないし。とはいえ、この路線、初代ウルティマから続く洋ものRPGの基本路線なんだよな。平然と犯罪者にも英雄にもなれるという。
フォールアウト3に関してはググればいくらでも内容がわかるとは思うが。
悲しいことに、日本のメーカーじゃこの系統のRPGは絶対作れないだろうということだなあ。あえて言うならフロムソフトウェアあたりなら暴走して作れそうなところか。
| TAN | 2009/11/02 9:34 PM |
てなわけでググって調べてみましたが、オブリビオンとスタッフが同じと聞いて
おおよそどんなゲームなのかはわかりました。
自由度の高いゲームが好きな身としては惹かれるものがあります。
日本人はなぜか過ぎた自由度をあまり好まない傾向があるらしいので
確かにこういうゲームは日本からは出てこないでしょうね…
色々な意味で見た目を日本っぽくすれば、まだマーケットは眠ってる気がしますが。
| kirby | 2009/11/04 2:38 AM |









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