じおらいとともに

ゲームや同人STG絡みの激しく偏った感想を極薄長文で産み落とすのがメインのブログ
MS-IMEとはなんだったのか
長年ここで文章を書き殴ってる日々を過ごしていると
たびたびMS-IMEにおける変換の駄目っぷりに嫌気がさします。
同じようなことを実感してる人は多いはず…!
固有名詞は辞書で覚えさせればいいからまだしも
(爆睡・一択が一発変換できないのは不便だったけど)
普通に文章書いてる際何度トンチンカンな候補を出されたか。
例えばよく自分は「〜的な」と書くのですが、何度やっても「〜的名」って変換したりとか。
そういうのをひとつひとつツブしていくとキリがありませんでした。
そこでATOKという変換ソフトがあるわけで、評判もいいのですが
なにぶん有償なのが二の足を踏む原因となっております。

しかしそんな中、僕らのグーグル先生がこのたび
Google日本語入力というソフトをなんと無料で発表!
※まだベータ版なので導入は自己責任でお願いします

もうつくづくだよと思ってた自分は早速人柱になってきました。
Googleに個人情報吸い取られると危惧する声もありますが
そんなん気にしてて普段Googleなど使ってられるかということで。
むしろ個人情報的な観点から言えばamazonのほうがずっとヤバいです。
それでも僕はamazonに依存し続ける…

まず最初に、上の痛いニュースのページでは「予測変換機能」に焦点が行ってますが
それを除いた普通の漢字変換機能もMS-IMEとはダンチで違います。
普通に文章を打って変換する際の誤変換率も目に見えて減りましたし
「昨日」「機能」とか誤変換しやすい単語も一度変換すれば完璧に記憶してくれます。
もちろん予測変換で出てくる候補もちゃんと変換候補に入ってますし。
(例:「北斗百裂拳」は予測変換だと「ほくとひゃ」で出てくるけど
 ちゃんと「ほくとひゃくれつけん」と打ってから通常変換でもちゃんと出てくる)
こちらの変換頻度を予測して高いものから順番に候補を並べてくれるようになるとか
MS-IMEでもできるはずなんですが精度が全く異なります。

というわけで、ここに関しては間違いなくMS-IMEに圧勝してることは事実です。
こんなんタダで提供してもいいんだろうか。しかもこれでまだベータ版というから恐ろしい。
個人情報漏れを危惧する人が多いのもわかる気がします。
あまりに美味しすぎて却って裏があるような気がするんですよね。無償の善意ほど疑わしいものはないわけで。

そして話題になってる予測変換機能。
携帯には標準装備されてるので今ではだいたいおなじみだと思われますが
単語を途中まで打っただけで





このように変換候補が現れ、Tabキーで一発変換が可能というものです。
まあこれがなんというか、恐ろしい情報量でございまして。
Webデータを参照して作れるGoogleさんならではの充実ぶりです。

話題になってる場所が場所なのでどうしてもマンガ・アニメ・ゲームとかそのへんの
文化ばかりが取りざたされていますが、もちろんそんなことはありません。
まず人名・地名が鬼のような充実ぶりである点。現在も過去も現実も仮想世界も含めて。
例えば「ほうじょうう」まで打ち込むと、候補に歴代北条家大名の名前がずらーっと出てきます。
これらの人名地名は変換するのに手間取る例が多かったので助かりますし
単純に知的欲求を促進させる触媒ともなりえるでしょう。
…ちなみに自分の下の名前(ごく平凡な読み)も、今までは音読みで一文字ずつ打ち込んで
変換しないといけませんでしたが、辞書登録しなくても名前が一発変換可能に。
数学・化学・医学など、マジメな分野の専門用語でも相当の数が出てきます。
自分は大学で化学畑の落第人間だったので、そこらへんで例をあげてみると

<例>
「あいそ」→「アイソトープ」
「べんぜ」→「ベンゼンスルホン酸」
「くろま」→「クロマトグラフィー」
「がすく」→「ガスクロマトグラフィー」
「きゅうこうこ」→「吸光光度分析」
「ようぞ」→「溶存酸素濃度」
「こんせいきど」→「混成軌道」
「ほうこうぞ」→「芳香族性」

などですが、予測変換欄にはもっと深い単語もたくさん候補として出てきます。

二次元文化においても、例えば意外に変換しにくい「武闘家」とか
よく「飛空挺」と誤変換してる「飛空艇」もきっちりですし
波動拳」我道拳」「昇竜拳」「竜巻旋風脚」「瞬獄殺」「覇王翔吼拳」など
実用性はとにかく変換が面倒なのもあっさりやってくれます。
「成歩堂龍一」「天野舞耶」「八神庵」「牙神幻十郎」など変換が面倒な架空の人名も一発。
「ちりじら」で「塵地螺鈿飾剣」や「せんこうの」で「旋光の輪舞」、「どどん」で「怒首領蜂」など
そこそこ深い知識や様々なジャンルに対応しています。
ちなみに紅魔郷ではじまるあのシリーズの言葉や人名も8割がた変換可能。

しかもMS-IMEと併用(切り替え自由)も当然ながら可能ですし
MS-IMEで作った辞書もインポート可能です。
ググったらどこかにやり方が紹介されてたはず…
あと本当に細かいことですが、「¥」を3連発すると勝手に直接入力になる仕様が
なくなってるのも個人的には大きいです。BSキーの横だからすぐ間違えて連打しちゃうので。
他にも数字を2進数・8進数・16進数に変換してくれる候補があったり
英字や数字を強制的に全角を出さないようにできたりとか
嬉しい要素が満載でもうグーグル先生に身も心も心酔しちゃう感じで(;´Д`)

とまあ、ここまで書いて欠点が見当たらないように見えますが
じゃあこれでATOK死んでしまうん?と言われると答えはNoです。
なぜならこの変換ソフトはWebからデータを取ってるがゆえに
間違った日本語や漢字も平気で入ってたりするからです。

「間違った日本語の例」と言われて最初にこれが挙がるのも我ながらどうかと思いますが
例えば前述した「北斗百裂拳」ですが、北斗ファンなら決してやってはならない変換ミスである
「北斗百烈拳」も候補に入ってしまっています。
他にも「明石屋さんま」とか。(正しくは「明石家さんま」)
この例は極端な例ですが、仮に公用文書など間違った日本語が許されない書類を作成するにあたって
何かしらの熟語で間違った変換候補を選んでしまうと目も当てられないでしょう。
なので現状では間違っても仕事で使うパソコンには入れないほうが賢明だと思われます。
プライベート用パソコンのみにとどめておくべきかと。まあ、普通の会社なら
こんなん勝手にインストールした時点でアレでしょうけどね。

あと、再変換ができないのも地味だけど明確な欠点です。
…が、このへんは今後のバージョンアップに期待でございますよ。
なんせこれはまだベータ版なのでいくらでも発展進化の余地があるわけで。


というGoogle日本語変換の話でした。
プライベートで使うパソコン用であれば間違いなくMS-IMEよりは上だと思います。
今はβなのでまだ表立っておすすめはできませんが
動作安定版が公開されたら文句なしにおすすめできる逸品です。
あとは本当に何かしら裏がないかどうかがちょっと心配です。あまりに美味しい話なので…
そもそもこの変換ソフトをどうやって商用利用するんだろうか。
将来的には変換候補ウインドウに広告とか挟むのかなぁ。

しかし、YahooにしろGoogleにしろamazonにしろtwitterにしろYouTubeにしろ
昔からネット世界を大きく変えてきたモノはほとんど日本の会社発じゃないんですよね。
日本がいかにネットにおいて制約を受けてるかがわかるような気もします。
| kirby | 雑記 | 08:24 | comments(0) | - |









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